阪神・梅野、国内FA権取得 行使は明言せず「今は目の前の一試合を一生懸命」
阪神・梅野隆太郎捕手(29)は13日、出場選手登録日数が7年に達し、国内FA権の資格取得条件を満たした。中日戦前に球団広報を通じた取材に応じ、現在の率直な思いを口にした。
「1年目からチームの戦力として少しでも力になれるようにと思い日々を過ごしてきて、その一日一日の積み重ねがあったからこそ今がある。一番は大きなケガもなく、強い体に産んで育ててくれた親に感謝しています」
14年の入団以降、第一線でマスクをかぶり続けてきた。嶌村聡球団本部長(53)は梅野に対して「おめでとう」と声を掛け、「まず一戦一戦、目の前の試合を勝つための努力をして引っ張ってくれたら」と伝えたという。
今季は単年契約だが、同本部長は「チームをけん引して引っ張ってくれている存在で、当然のことながら必要な戦力。この先もタイガースで頑張ってもらいたい」と残留を強く願い、来季以降の条件についてはシーズン終了後に詰めたいという思いを明かした。
梅野は権利を行使するか否かについて言及しなかった。「(周囲に)感謝の思いを持って、今はチームの先頭に立って、キャッチャーとしてチームが勝つために、目の前の一試合を一生懸命頑張っていきたい」。今は16年ぶりのリーグ優勝のためだけに全力を尽くす。
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