阪神・糸井「暴れたい」今季初先発「6番・右翼」 39歳背水の超人ようやくチャンス

 猛虎柄のバンダナをつけ、外野をランニングする糸井
 前日練習に自主参加し、いち早く外野へと向かう糸井
 虎のハチマキを額に巻き、外野をランニングする糸井
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 超人が大暴れ予告!阪神・糸井嘉男外野手(39)が、7日・DeNA戦に「6番・右翼」で今季初めてスタメン出場することが6日、分かった。18年目のベテランは異例の休日返上で横浜スタジアムで打撃練習を行い、「いつでもどこでも暴れたい」と待望の出番を心待ちにした。

 待ちに待ったチャンスがようやく訪れる。33試合目にして今季初のスタメンが決定。糸井は「いつでもどこでも暴れたいという気持ちでやっているんで」と心を奮い立たせ、休日を返上して出撃の準備を整えた。

 矢野監督は、大山が背中の張りで出場選手登録を抹消されたことを受け、右翼を守ってきたドラフト1位・佐藤輝(近大)に「4番・三塁」を任せる。これに伴い、“空席”となった右翼で糸井を起用する。打順は6番を託すとみられる。

 チーム最年長の39歳は、開幕から全て代打で15試合に出場して、12打数3安打、打率・250。打席に立つ機会は限られ、「控えという立場で、危機感を持ってやっている。この下はファームという立ち位置なんで」と覚悟を胸に戦ってきた。

 DeNA戦は通算107試合で打率・328、11本塁打、58打点と好相性。横浜スタジアムでは52試合で打率・335、8本塁打、32打点とさらに無双する。指揮官も「期待というか、嘉男自身がやる気満々やと思う。ここまでも準備というところではずっとしっかりやってくれていた」と有言実行の大暴れに期待した。

 この日の野手は、横浜スタジアムで自主練習日だった。レギュラー、ベテラン、外国人選手らは通常なら休養に充てる。糸井も休んでよかったが、全員20代の後輩野手と打撃練習などで調整した。「僕らにとったら休日返上というよりは必要なこと、というか。(試合に)出えへん時もあるし、運動量的にも減っているから。そういう面で今日みたいな時に動いておきたい」とすがすがしく語った。

 首位打者、盗塁王、最高出塁率、ベストナイン、ゴールデングラブ賞…。これまで数々の勲章を手にしてきたが、18年目の今季は背水の陣。がむしゃらに、どん欲に-。糸井が5連勝を引き寄せる。

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