阪神・西純 地元パワーだ!観戦・母の前で今季初星 自己最長タイ7回1失点
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「ウエスタン、広島1-5阪神」(2日、マツダスタジアム)
心強い応援を力に変えた。先発した阪神・西純矢投手が自己最長タイの7回を1失点。地元・広島での凱旋登板を観戦した母・美江さんの前で、今季初勝利を挙げた。
「そこ(母)にアピールしても意味ないんですけどね(笑)。ただ、ずっと見に来ていたときは良い投球ができなかったので、良かったと思います」
一番の応援者である母の前で結果を残し、笑顔がこぼれる。「状態は良いわけじゃなかった」というものの、直球の最速は147キロ。スライダーを効果的に使い、広島打線を4安打に抑えた。
悔やんだのは最終イニングの七回に中村奨に浴びた一発だ。1死無走者から「簡単にいってしまったのは反省」と初球の高め直球を左翼席に運ばれた。
平田2軍監督も「大反省や!1点が気にくわないというレベルまできた」と辛口で鼓舞。右腕は「もっと無駄な球を減らして、もっと長いイニングを」と課題を口にした。目指すのは、あくまでもう一つ上のレベル。1軍昇格へ、アピールを続ける。