阪神・ドラ1佐藤輝 広島・森下撃ち開幕4連勝導く 練習試合で二塁打!本番で再現へ

 阪神ドラフト1位の佐藤輝明内野手(22)=近大=が29日、30日・広島戦(マツダ)での開幕4連勝へ向け、本番モードの“森下撃ち”を狙う。27日・ヤクルト戦でプロ初安打初本塁打を達成した記念球が、甲子園歴史館に期間限定で展示されることが決定。神宮で魅せた豪快な一撃で、昨季新人王を打ち砕く。

 ヤクルトとの開幕カードでプロ初アーチを放つなど、幸先のいいスタートを切った佐藤輝。単独首位&開幕3連勝と勢いに乗る中、次なる決戦地は広島だ。初戦の相手は森下。2度目の“森下撃ち”で、チームに勝機を引き寄せる。

 イメージは悪くないはずだ。2月21日の練習試合・広島戦(宜野座)で対決して2打数1安打。第1打席に150キロ直球を右中間へ運ぶ二塁打を放った。ただ、その時はお互い調整期間で「シーズンはもっと違う球を投げてくると思うので」と淡々と振り返った虎の黄金ルーキー。今回は本番モードで挑んでくる昨季新人王を返り討ちにしてみせる。

 開幕は3試合とも先発で起用された。打率は・182だが、井上ヘッドコーチは主戦級投手との対戦を重ね、自らの力で状態を高めていくことを願う。

 「全然(結果の)出ない日もあるだろうし。これからいい投手がどんどん出れば、やっぱり壁的なものにぶつかるのは当然分かってくると思うので。後はどういうふうに打破するか」

 打撃の確実性は本人も課題に挙げる部分だが、やはり最大の特長は球界屈指の長打力。27日のヤクルト戦では、田口のスライダーをバックスクリーン上部にぶち当てた。プロ初安打を初本塁打で飾ったのも強打者の証しと言える。

 翌28日に1号の記念ボールは佐藤輝の手元に届いた。「いろんな方に喜んでもらえましたし、これを『1』として、これからもっと(本塁打を)積み重ねていけるように一打席一打席頑張ります」と決意を新たにした。

 記念球は両親に贈る予定だが、甲子園歴史館で30日~5月5日までの間、使用した打撃グローブと共に展示されることが決まった。

 「両親に渡す前にファンのみなさんに見ていただければうれしいです。しっかり活躍して、これからもっといろいろなものを展示してもらえるように頑張りたいと思います」

 佐藤輝の存在が確実にチームに好影響を生み出している。広島戦でもチームに貢献し、4連勝を導く。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス