阪神の平田勝男２軍監督（６１）が３１日、キャンプ地・安芸へ移動後、チーム宿舎で広報の代理取材に応じた。２軍キャンプのスローガンは「Ａｌｌ　Ｆｏｒ　Ｂａｓｅｂａｌｌ」。コロナ禍でさまざまな制限がかかる中、選手たちに野球漬けの１カ月で成長を促した。

　一問一答は以下の通り。

　－安芸キャンプのスローガンは。

　「Ａｌｌ　Ｆｏｒ　Ｂａｓｅｂａｌｌや。一つ一つの行動が野球につながるという意味でも、こういう時期だから野球に全集中してやる。鬼滅の刃やな。こうやってキャンプができる、野球ができる。恩返しするのは野球に集中して、優勝に向かってやること」

　－特に期待する選手は。

　「いやいや（みんなだよ）。みんなの前で話したけど、選手たちの目を見ればね、『よしっ』というね。この安芸でもう一回鍛え直して、シーズンの競争に入っていくという意気込みを感じたよ」

　－コロナ禍で制限がかかる中、選手に求めることは。

　「部屋で過ごす時間が多くできるんで、野球の知識だけじゃなくて、本を読んだり、色んなことを吸収できる、一人の時間を大切にできるチャンス。自分の時間をどれだけ有効活用できるかっていうところがテーマになってくると思う」

　－その中で首脳陣が考えることは。

　「我々はこういう若い選手たちの将来とか生活を担ってるんでね。選手たちより俺らは命がけでやらないとあかんねん。そういった責任は重大なんで。チーム強化の根幹は育成なんでね。そこをしっかりと重大だということをもう一回、コーチ陣には厳しく発信した。やっぱり責任ある立場でやってるんでね」