阪神・西純矢 2軍で自己最長の6回2/3を5安打1失点 チームトップ4勝目の権利
「ウエスタン、阪神-広島」(18日、鳴尾浜)
先発した阪神・西純矢投手(19)=創志学園=は6回2/3を5安打1失点で球数は102球。大きく制球を乱すこともなく、与えた四死球は3つだった。直球の最速は147キロ。スライダーやカーブ、フォークといった変化球もうまく織り交ぜ、プロ入り後、自己最長イニングを投げた。
初回は先頭・野間に死球こそ与えたが、落ち着いた投球を見せる。桑原、メヒアをスライダーで連続三振。最後は4番・林を一ゴロに斬った。
二回は2死から四球と安打で一、二塁のピンチ。それでも9番・中神を左飛に抑え無失点で抑えた。三回は1番から始まる上位打線を三者凡退。四回は2死から安打を許したが、7番・石原貴を145キロ内角直球で詰まらせ遊ゴロに仕留めた。
五回も2死から安打は許したが、2番・桑原を143キロ内角直球で三直に抑え切り抜ける。ただ、六回1死から林に143キロ直球を捉えられソロを浴びた。それでも後続はしっかりと抑え、最少失点で切り抜けた。
七回は先頭・石原貴に安打を許したが、8番・韮沢を遊ゴロ併殺打に斬った。ただ、中神に四球を与えたところで予定の100球を超え、投手交代。勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。このまま勝てばウエスタンでチームトップの4勝目。先発での勝利は9月24日・広島戦(由宇)以来、2度目となる。
なお打線は二回にこの日、19歳の誕生日を迎えたドラフト5位・藤田(中京学院大中京)の犠飛で先制。その後、2死二、三塁から江越のバックスクリーンに突き刺す3ランで4点を奪った。
さらに四回には2死一、二塁から木浪の適時二塁打で2点を追加。六回には上本にもソロが飛び出した。6点リードで終盤に突入している。