阪神・藤川が15日から1軍昇格 「毎日は登板できない」それでも…火の玉よ再び!

 かつて死闘を演じた名古屋で最終章は幕を開ける。今季限りでの現役引退を表明している阪神・藤川球児投手(40)が15日・中日戦(ナゴヤドーム)から1軍昇格することが正式決定した。試合後、矢野監督が「明日上げるよ」と明言した。

 “JFK”が全盛を誇った頃、竜虎は毎年のように優勝争いを繰り広げていた。谷繁、荒木、井端、森野。藤川の通算対戦上位10人に4選手も名前を連ねるのは中日だけだ。

 好敵手・ウッズとの真っ向勝負もファンの記憶に刻まれているはずだ。2008年CS(京セラ)で決勝アーチを浴びたが、シーズンでは31度の対戦で打率・192、1本塁打、4打点。火の玉ストレートで封じ込めた。

 前日13日には引退セレモニーが11月10日・巨人戦(甲子園)で行われると発表され、「1日でも早く復帰できればと思って調整しています」と決意も新ただ。この日も鳴尾浜で汗を流し、復帰登板へ準備を進めた。

 1軍登板を果たすと8月10日・DeNA戦(横浜)以来約2か月ぶりとなる。満身創痍(そうい)の藤川は「毎日は登板できない。そこはどうしても」と歯がゆさを隠さないが、「やっぱり頑張りたいなと思いますけどね」と死力を尽くす覚悟だ。名古屋のファンも、背番号22の登場を待っている。

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