阪急阪神HD・角CEO 矢野監督の多人数会食について「内規というか取り組み違反」
阪急阪神ホールディングス(HD)・角和夫代表取締役会長グループCEO(71)が12日、兵庫県内で取材に応じた。この日、一部報道で明らかになった阪神・矢野燿大監督(51)の内規を超える大人数での外食について、電鉄本社に調査を指示し、秦雅夫社長(63)から報告を受けた結果、監督の責任は不問とした。阪神球団も事前に相談を受け、目的などを確認した上で外食を許可していたことを発表。藤原崇起オーナー(68)は、矢野監督に来季の続投を要請する方針を固めたことも明らかになった。角CEOと一問一答。
◇ ◇
-阪神からの報告には納得したか。
「問題は今後の話じゃないですか。今回の件は、今回の件として区切りを付けて。(外食は禁止のため)シーズン終了まで会食することはあり得ない話ですから、そこは心配していないんですが。コロナとの付き合い方になるので、シーズンオフの過ごし方、来シーズンに向けてどう決めていくのかの方が大事ですよね。とりあえず、今は(ゲーム)差を縮めるという方で頑張ってくれているわけですから」
-4人までという内規違反を破ったことについては。
「内規というか取り組み違反ですよね。監督がチーム強化のためにしたいということで当然、監督には広報担当が1人付きますから。それだけで2人なんですね。3人で指導しようとしても内規違反になっちゃうんですよ。それが甘いかどうかは来年以降どうするかということですけど。内規違反は人数だけの話だと思います」
-人数が超えているから内規違反に。
「いや、それは微妙ですよね。選手が単に親睦を深めるためにお酒を飲むのと、監督がちょっと(お酒に)弱いということで、1対1になるよりは、みんなで和やかな雰囲気の中で、相手の気持ちに入っていくような指導の仕方がしたいとのことだと思うので。非常に微妙ですよね。そこも踏まえて来シーズン以降、どうするかをみんなで議論してもらって、結果を聞かせてもらうと」
-矢野監督は指導したかったと。
「夏ごろですから、チームの状態も悪かったと思うんですね。焦る気持ちもあったのかも分からないし、おそらくリード面のことで言いたかったんだと思いますね」