阪神 痛恨の逆転負けでBクラス転落危機…4位とは2差
「阪神3-5DeNA」(10日、甲子園球場)
阪神が痛恨の逆転負けでカード初戦を落とした。これで4位・中日とは2差。再びBクラス転落の危機に陥っている。
試合は初回、DeNAの先発・浜口の制球が定まらず、無死一、二塁から糸井、大山の連続タイムリーで2点を先取する。なおも無死一、二塁のチャンスだったが、サンズら後続が倒れて2点で止まると、二回には無死満塁の好機で無得点。試合の流れは徐々に、DeNAに傾いていく。
1点リードの五回には、遊撃・小幡の守備が乱れた。この回、先頭の梶谷に中前打を浴びると、続く柴田の打席。中間の守備位置から、遊撃左の打球に捕球体勢に入ったが、朝まで振った雨の影響か、滑るようにして尻もちをついた。一、二塁ともに投げられず、無死一、二塁とピンチ拡大。オースティンに左前適時打を浴びた。
小幡は今季7つめの失策。チームとしては二回に二塁・北條の失策があり、これで両リーグワーストの67失策。失策が失点につながるなど、課題の守備でまたミスが起きた。
同点の六回、ソトにこの日2本目の本塁打を浴び、これが決勝点。ガンケルは6回9安打4失点で4敗目を喫した。
一方、攻撃は四回、大山のこの日2本目のタイムリーで1点を返したが、以降はチャンスすら作れぬ展開。失策が絡む敗戦となった。