阪神・斎藤“プロ初先発”で5回0封9K 2軍戦で根尾、石川昂から三振奪う

 力投する先発の斎藤(撮影・飯室逸平)
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 「ウエスタン、阪神-中日」(22日、甲子園球場)

 先発転向が活躍へのカギとなるかもしれない。“プロ初先発”に臨んだ阪神の2年目右腕・斎藤が5回4安打無失点と好投。毎回の9奪三振をマークし、抜群の存在感が光った。

 初回と二回は得点圏に走者を進める投球が際立ったが、要所を締める投球を展開し、無失点を刻んだ。

 そして勢いに乗った三回以降は圧巻の投球を披露。三回から五回までは三者凡退を刻み、6奪三振と奪三振能力の高さを見せた。1軍を経験したドラフト1位・石川昂(東邦)や根尾にも直球で三振を奪うなど、球の勢いを感じさせる投球だ。

 最速は152キロを計測したが、100キロ前後のカーブも有効的に使い、球速差を出した投球を展開。若竜打線を幻惑した83球。今季はウエスタン10試合全て中継ぎで登板し、防御率7・94と精彩を欠いていた。平田2軍監督が「きっかけをつかんでほしい」との意味も込めて先発でテスト。先発転向への期待も膨らませる力投で指揮官の思いに応えた。

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