阪神・大山に復調気配 4番降格もマルチ!井上打撃コーチ「きっかけにしてほしい」
「巨人2-0阪神」(20日、東京ドーム)
打順は下がったが、復調気配があった。7月4日・広島戦(マツダ)以来38試合ぶりに4番を外れ、今季初の6番で出場した阪神・大山がマルチ安打をマーク。36イニング連続無得点と屈辱の敗戦を喫した中で、チーム唯一の複数安打と気を吐いた。
詰まりながらも振り抜いた当たりが左前に弾む。二回1死。フルカウントから戸郷が内角高めに投じたスライダーにうまく反応し、チーム初安打。塁上での安どの表情が全てを物語る。
得点機も演出だ。1点を追う七回1死一塁。戸郷の148キロ直球を右前打とし、一走・サンズが三塁に到達。得点には直結しなかったが、好機を拡大した。守備でも1点を奪われた直後、岡本の三ゴロをショートバウンドで好捕してアウトに。攻守でハツラツプレーが光った。
14日~19日までの直近5試合で17打数1安打、打率・059と打撃不振が続いていたが、復調の兆しが見られた。井上打撃コーチは「2本出たといっても(本調子と比較すると)まだまだだと思うけど、もちろんこれをきっかけにしてほしい」と期待。復調気配が本物かどうか。21日からのヤクルト戦が試金石になる。
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