2敗目の阪神・藤浪 力投も納得せず「あの場面で抑えてこそだと思う」

 7回、ボールが当たった場所をチェックする藤浪晋太郎
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 「ヤクルト6-0阪神」(30日、神宮球場)

 阪神・藤浪晋太郎投手は、7回8安打4失点(自責1)、10奪三振。115球の熱投も打線の援護なく、670日ぶりの勝利はならなかった。

 2年ぶり2桁奪三振の力投を振り返り、「結果として負けているんで。悪くはなかったと思いますけど」と藤浪。ただ、納得はせず、「あの場面で抑えてこそだと思いますし。味方がエラーした時、ミスが出た時こそ抑えて、だと思うんで。誰もエラーしようと思ってしていないですし」と語った。

 藤浪が振り返ったイニングは、1点差で迎えた七回。遊撃・北條の失策で先頭の出塁を許すと、1死二塁から西田の二遊間の打球に対して、再び北條が処理をもたつく(記録は内野安打)。

 2死一、三塁から坂口にはセンター方向にはじき返された鋭い打球が体を襲った。跳ね返ってホーム方向に転々としたが、それでもアウトにしようと、転がりながら一塁に転送したが、内野安打で痛恨の2点目を失った。

 この打球が右手首付近に当たり、一度、マウンドを降りて治療。続投を志願してマウンドに上がり、続く上田を遊飛に打ち取ったかに見えた。だが、中堅・近本と交錯する形で、北條が落球。この回、3つ目のエラーが記録され、2人が生還した。自責0で3点を失う展開になった。

 藤浪は右手について「大丈夫ですね。ちょっとしびれましたが、次の登板も問題なくいけると思います」と軽症を強調。次回登板へ「やっぱり苦しい場面で粘ってこそだと思います」と、視線を向けた。

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