タイガースガールズ 笑顔届けます!コロナで応援制限、試合盛り上げるため奮闘中

 マスクをしていても笑顔は届けられる!コロナ禍で大きく変化した球場の雰囲気。無観客でも、制限があっても、タイガースガールズは変わらずに試合を盛り上げるために奮闘している。自粛期間中はメンバー18人でさまざまなアイデアを出し、力を合わせパフォーマンスを行っていることを明かした。

  ◇  ◇

 “新しい観戦スタイル”が提唱されている中、少しでも球場を盛り上げようと奮闘しているのがタイガースガールズだ。彼女たちも感染対策でマスクを着用し、パフォーマンスを行うこともある。笑顔が武器のチアリーダーにとって口元が隠れるのは大問題…かと思いきや、バイスキャプテンのMakoは面白いアイデアでこの“危機”に立ち向かっていた。

 「メンバー同士でもマスクをつけての笑顔の練習。目だけで笑っているように見せる研究だったり、あとは目の周りの筋肉を鍛えるために表情筋のトレーニングをみんなでやっています」

 まさに“新しいパフォーマンススタイル”だ。いつも以上に体を大きく動かすのはもちろんのこと、表情筋までも使うというのには驚いた。「だいぶ変わってきたと思います。筋肉も鍛えられてきて」と手応えも十分。表情が見えない電話取材からでも聞こえる明るい声が、彼女たちのビッグスマイルを想像させる。

 プロ野球は当初の3月開幕から大幅に遅れ、ペナントレースがスタートしたのは6月19日だった。彼女たちも選手たちと同様、苦しい日々を強いられた。コロナの影響で集まっての練習はもちろんできず、「今年開幕するのかな」という不安な気持ちも当然、あったという。

 それでも今、できることを考え、準備を進めてきた。「いつ開幕してもいいように、チームでもビデオ通話で筋力トレーニングやダンスなどの合わせもしてモチベーションを上げていました」。“オンライン練習”はメンバーがお互いに表情を確認できるという利点もあった。これらの取り組みが今、“マスク越しの笑顔”へとつながっている。

 そして苦難を乗り越えたからこそ生まれたものもあった。チームにとって欠かせない結束力だ。「不安だったんですけど、チームでビデオ通話をして顔を見て、一緒に練習することで頑張ろうという気持ちになった。会えない分、コミュニケーションは取っていて。自粛期間中も共に乗り越えてきたので、結束力は高まっています」

 ジェット風船が飛ばせない“新しいラッキー7”では、一塁スタンド前で盛り上げた。ジェット風船タオルを上下に振ることで一体感が生まれ“新しい名物”になりつつある。

 新しい観戦スタイルでも彼女たちの存在は必要不可欠。「みなさんが元気になっていただけるよう、思いが詰まったパフォーマンスを届けられるように日々取り組んでいきたいと思います」。困難をバネに進化を遂げた18人のタイガースガールズから目が離せない。

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