阪神・藤浪「あの紙ヒコーキ くもり空わって」流れる中マウンドへ 357日ぶり先発

広島打線を相手に力投する先発の藤浪(撮影・立川洋一郎)
1回、藤浪は鈴木誠を併殺に打ち取る(撮影・山口登)
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 「阪神-広島」(23日、甲子園球場)

 阪神の藤浪晋太郎投手が初回のマウンドに上がった。この3連戦の登場曲は、ファンからリクエストを公募。19(ジューク)の名曲「あの紙ヒコーキ くもり空わって」が流れる中、小走りでマウンドに向かった。

 詰め掛けたスタンドからは、大きな拍手も注がれる。この日もチケットは完売。集客5000人の上限は変わらないが、この日は背番号「19」のユニホームを着たファンの姿が目立つ。昨年8月1日・中日戦以来の357日ぶり先発で、18年9月29日・中日戦以来、663日ぶりの勝利を目指す。

 3月には新型コロナウイルスに罹患(りかん)。復帰後は練習遅刻で2軍に降格し、6月上旬には2軍の実戦で軽度の右胸筋挫傷を負った。順調に回復した後はウエスタン3試合に登板して、15イニング連続無失点と状態を上げてきた。

 チームは今カード1勝1分けで迎える第3戦。勝って6カード連続の勝ち越しを決めたい。

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