“アッキャマン”阪神・秋山、6回1/3を4失点で2勝目 パワー健在!二塁打も

 「阪神9-4広島」(21日、甲子園球場)

 こん身の“馬場ガッツ”に、ようやく阪神・秋山の笑顔がはじけた。5点リードの七回、4番・鈴木誠に痛恨の2ランを被弾。さらに1死から会沢に右前打を浴びたところで無念の降板となった。1点を返され、なお1死満塁のピンチは続いたが…秋山の祈りが通じ、今季2勝目をゲットだ。

 登場曲リクエストに選んだ「ガッチャマンの歌」が背中を押してくれた。この曲が初めて甲子園に流れたのは高校時代。2009年夏、最速150キロと高校通算48本塁打が大きな注目を集めた。あれから11年-。数々の試練を乗り越え、アッキャマンは今も聖地で輝きを放っている。

 3-1の五回は先頭で左翼フェンス直撃の二塁打。今季初安打でチャンスメークすると、サンズの適時打で貴重な4点目のホームを踏んだ。“伊予ゴジラ”のパワーは健在だ。

 「完投しないといけない展開の中で、気持ちが空回りしてしまいました。長いイニングを投げることができず、中継ぎ陣に負担をかけてしまい、申し訳ないですし、悔しいです」

 6回1/3を7安打4失点。試合後、秋山は反省の言葉ばかり並べたが、矢野監督は「最後は悔しいと思うけど、アキ(秋山)らしくしっかり投げてくれた」とうなずいた。白星を良薬にして、次回こそスカッと勝つ。

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