阪神のジョー・ガンケル投手（２８）が１５日、先発予定の２軍練習試合・中日戦（１７日・鳴尾浜）に向けて甲子園で汗を流した。すでに開幕ローテ入りへ当確ランプをともしていたが、前回登板の１０日・広島戦で４回８失点と大炎上。予定通りにローテ入りできるかどうかの最終チェックとなるが、新助っ人は自然体で大一番に臨む。

　「最終テストとかは考えずに自分らしい投球をして、自分の役割を全うしたいね。課題としては開きが早かったから、開きを抑えて前でリリースすることを意識して投げるよ」

　この日も蒸し暑い甲子園で入念にフォームを確認した。１７日は５～６回をメドに１００球を投げる予定だ。

　練習を見守った福原投手コーチは「いい結果が出れば一番いいですが、結果が出なかったらまた考えないといけない」とシビアに言いつつ「高さであったり（ボールの）出し入れを意識してほしい」と復調を期待する。

　ガンケルは現状、開幕２カード目の２４日・ヤクルト戦（神宮）に先発予定。逆境をはね返してローテを死守する。