阪神・マルテ G倒任せろ!実は好相性、昨季対戦打率・339

 阪神のジェフリー・マルテ内野手(28)が17日、道筋が見えつつある開幕へ向けて気持ちを高ぶらせた。現時点で想定される最短6月19日となれば、開幕カードは巨人戦(甲子園)となる。昨季の対戦打率・339、3本塁打と好相性の助っ人が開幕ダッシュをけん引する。また、この日からシート打撃を再開。シーズンインへ向け、順調に準備を進めている。

 強い日差しの中、マルテはギアを上げて調整を進めた。最短6月19日と想定される開幕。ようやく見え始めた明るい兆しに、助っ人の気持ちも高まっている。

 「いつも集中して練習に取り組むようにはしているけど、やっぱり具体的な日程がある程度分かったことはうれしいね。そこに向けて、またさらに集中していけるという感じ」

 実戦再開に向けて練習の強度も上がってきた。この日は練習再開後としては初めてシート打撃に参加。能見との対戦で感覚を確かめた。「感触は良かったよ。ゾーンをしっかり見極めることができた。ボール球をなるべく振らないように心掛けているけど、今日はそれができたね」とうなずいた。

 シーズンの最短開幕予定日まで残り1カ月。日程の組み替えがなければ、開幕カードは本拠地での巨人戦だ。昨季はリーグ王者の宿敵に10勝15敗と負け越した。ただ、マルテ自身は19試合で62打数21安打。打率・339、3本塁打とセ・リーグの中で1番の好相性を誇った相手だった。

 チームが苦戦する中、1年目から高い対応能力を発揮した助っ人。今季も開幕カードの相手となれば、マルテのバットでスタートダッシュを決めたい。「あまり気にしたことがない。一試合一試合、心掛けて集中して取り組むということを毎日やっている」と自然体を強調。一方で「ファンの人はすごく試合に入っていかれている」とスタンドからの熱気は感じている。

 さらなる奮起が望まれる来日2年目。3月中旬から専属トレーナーを帯同させるなど、大山らとのポジション争いを制し、フル稼働するために万全の態勢を整えている。2020年も変わらず、好相性の打棒を宿敵にぶつけるため、限られた時間を有意義に使う。

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