阪神・大山が首位打者 吉兆や!05年赤星以来、OP戦6戦連続安打で打率・378

 5回、左前適時打を放つ大山
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 「オープン戦、オリックス4-6阪神」(15日、京セラドーム大阪)

 いよいよ大山桜が満開か!?阪神はオリックスとオープン戦最終戦を行い、2打数1安打の大山悠輔内野手(25)が打率・378で同首位打者に輝いた。球団では05年の赤星以来15年ぶりの偉業で、同年にリーグ優勝を果たすなど“吉兆”のサイン。和製大砲の活躍もあり、虎はオープン戦3位、セ・リーグに限ればトップでフィニッシュ。早くコロナウイルスなんか吹き飛んで開幕してほしいな!!

 成長を示す鋭い打球が、瞬く間に三遊間を抜けた。タイムリーを放った大山から自然と笑みがこぼれるのは、結果以上の手応えがあるからか。虎では15年ぶりとなるオープン戦首位打者は、4番で決めた。マルテとの三塁争いが激化する中、結果を残し続けている。

 2点を追う五回、2死一、二塁で巡った第3打席。カウント2-1からの4球目、田嶋が投じた真ん中低め116キロのスライダーを強振した。14日は途中出場で3号2ランを含む、3打数2安打2打点と活躍。連続試合安打も6に伸ばした。

 「今は自分のポイントまで我慢できている。イメージができていたので。その結果が四球。シーズンにも生きてくると思う。忘れたくない」。3四球を選び、2打数1安打1打点でオープン戦終了。打率・378で、球団では赤星以来の首位打者にも輝いた。

 また、3本塁打、14安打もチームトップ。「今まではポイントが限られていたけど幅ができた」と成長を実感する。「プラスになっていることは間違いない」。結果に裏打ちされた技術、感触がシーズンを戦う引き出しになる。そして何よりも確かな自信になる。

 ただ、試合後は初回の適時失策を猛省。「青柳さんに迷惑を掛けた」と頭を下げた。課題は残ったが、矢野監督は言う。「練習すればいい。失敗から学ぶことがある」。マイナス面をもプラスに捉え、打撃面の成長を「だいぶある。いろんなポイントでヒットが出そうやね」と評価した。

 マルテか、大山か。激しさ増す開幕サードの座。ただ、喜びを知り、悔しさを味わい、重圧に耐えた3年間を経て、真価が問われる4年目だ。「維持ではなくもっともっと、レベルアップしないといけない」と大山。さらに進化した姿で、来るべき日を迎える。

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