阪神・高橋 2本柱でフル回転!西勇とカード頭任せた 24日DeNA戦先発有力

 藤浪(右奥)と共にダッシュを繰り返す高橋
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 阪神の高橋遥人投手(24)が今季、開幕投手を務める西勇との2本柱でフル回転する。2日、4日の広島とのオープン戦(甲子園)で登板することが確定。その後は中5日、中6日での登板を経て、開幕2カード目の初戦となる24日のDeNA戦(横浜)で先発することが有力だ。矢野監督が大きな期待を寄せる3年目左腕がカード頭を担い、白星を量産する。

 2本柱の一翼として、高橋が開幕2カード目初戦の先発マウンドに立つ。4日の広島戦に登板する左腕はその後、中5日で10日のDeNA戦(横浜)、中6日で17日のウエスタン・オリックス戦(オセアンBS)でマウンドに上がり、再び中6日で24日のDeNA戦で先発を迎える運びだ。

 開幕投手は最終的に西勇に決定したが、矢野監督は開幕投手への大抜てきも考えたほど、左腕に期待を寄せている。DeNA戦の1週間後には、巨人戦も控えている。今季最初の伝統の一戦にぶつけ、その後も週始めのカード初戦の先発を任せる予定であることからも、期待の大きさが伝わってくる。

 この日は甲子園での投手指名練習に参加。キャッチボール、50メートルダッシュをこなした後にブルペンに入り、2日後の登板に備えた。「しっかりまず試合を作ること、それとストライク先行。あとはやっぱり試せるところは試す」とテーマを掲げた高橋。特に広島戦では明確な“試したいこと”があるという。

 「去年結構打たれているんで、カープには。いろんなボールを使って、シーズンへ向けて的を絞らせないようにしたい」。昨季、広島戦では1勝3敗、防御率6・20と大きく崩れた。それだけに、昨オフからの鍛錬で習得した新球のカーブを交えた新たな組み立てで「どれぐらい打者が反応するのかとかを去年と比べたい。しっかり考えながら余裕を持って投げられれば」と意気込む。

 昨季初めて1年間先発ローテで投げ抜き、今年は初の1軍春季キャンプ参加を経て、初の開幕ローテ入りを果たす。明らかに昨年までと立場は違う。それでも「それはそんなに思わない方がいいと思うんで…いつも通りという感じです。開幕まで逆算?そうなんですよ、そこを考えないとダメなんですよね(苦笑)」と“遥人節”で気負いがないことを明かした。

 西勇と2本柱での活躍を-。3勝9敗と負け越した昨季から、大きな飛躍が期待される3年目。広島戦から高橋の“エース道”が始まる。

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