阪神・近本 目力鍛える!打率&出塁率アップへ「ビジョナップ」本格導入
「阪神春季キャンプ」(3日、宜野座)
秘密兵器を本格導入だ。阪神・近本光司外野手(25)が3日、昨季から試用していた「ビジョナップ」という特殊なサングラスを着用してトレーニングを行った。日本ハム・近藤やレッズ・秋山らも使用し、動体視力や周辺視など見る力を向上させることができる機器。鍛えた目力で攻守にレベルアップし、2年目のシーズンも躍動する。
室内練習場でサングラスをかけ、近本が何の変哲もないフライやゴロを捕球した。屋内ということだけでなく、違和感を抱かせたチカチカと点滅するレンズ。技術力向上にどん欲な若虎が、動体視力や周辺視など見る力を向上させる新兵器を本格導入する。
昨シーズンのオフから試用していた「ビジョナップ」という特殊なサングラス。瞬きをしているように断続的に視界を遮断させ、負担をかけることで、目を鍛えることができる。さらに効果を得るため、株式会社ビジョナップの田村代表取締役から直接アドバイスも受けた。
「自分の疑問とか、どうしたらいいんだろうというのを社長とかに聞けたので。これからどういうふうに使っていこうかなというバリエーションも増えたので、良かったです」
同製品は、2年連続打率3割を達成した日本ハム・近藤やレッズ・秋山ら“安打製造機”と呼ばれる選手も愛用している逸品。田村氏は「いきなり打率が上がるということではなく、選球眼が良くなり、出塁率が上がるという効果がある」とトレーニングを積み重ねれば、打撃向上につながると説明する。
昨季は打率・271。四球はチーム7位の31個と少なく、出塁率は・313だった。明確となった課題は本人も自覚している。「ティー打撃とか、実戦に近づいたトレーニングはまだ早いかなと。しっかりステップを踏んでいってやっていこうかなと思います」と近本。目を鍛えることで、打率、出塁率アップにつなげたい考えだ。
尽きることのない探求心。「近藤さんにもNPBアワードで(使い方を)聞いたりした。すぐに効果が出るものではないので、目先のことは考えずにやっていこうと思います」。2年目に臨む虎の韋駄天(いだてん)が、“ハイテク目カ”で、一流レベルまで突き進む。
関連ニュース



