阪神・梅ちゃん決める!ウル虎ダッシュ 東京五輪までAクラス死守
阪神の梅野隆太郎捕手(28)が31日、「ウル虎の夏2020」で着用するサードユニホームの発表会に西勇輝投手(29)と共に出席。選手会長は7月24日に開幕する東京五輪までの前半戦でAクラスを死守することを誓った。05年以来、15年ぶりとなるリーグ優勝へ。“ウル虎”ダッシュを決める。
黄色い戦闘服に身を包むと、自然と身が引き締まった。目指すはリーグ優勝。選手会長の梅野は早くもシーズンを見据え、前半戦の戦いぶりの重要性を説いた。
「前半で勢いに乗っていかないと。追いかけるほうはきつい。前半戦の戦いでAクラスの位置にいれば優勝争いもできると思いますし。目の前の一戦をどう戦っていくのか。追うのはきついので常に上にいることを目指して頑張っていきたい」
追うよりも、前を走って追われるほうが気分がいい。昨季は6月終了時で3位だったが、7月になると4位に転落。その後、なかなか浮上できなかったが、シーズン終盤に驚異的な追い上げで3位に滑り込んでAクラス入りを果たした。苦しい経験があるだけに、前半戦から勢いに乗り、そのまま頂点をつかむ考えだ。
勝負どころとなるのは、五輪(7月24日開幕)でプロ野球が中断する直前。昨季のように夏場の失速を防ぎ、Aクラスを確保して折り返したい。ポイントは支え合うこと。「自分が打てないときに誰かがカバーして。カバーできる人が1人でも多くいればいい」とチーム一丸となって戦い抜くことを求めた。
新たなユニホームとともに苦しい期間を乗り切る。この日、「ウル虎の夏2020」で着用するサードユニホームが発表された。「いつもと違った雰囲気で。(調子が)良ければ継続できるように。悪ければ心機一転できる大事なポイントになるような。いいきっかけになるユニホームでありたいなと思います」と話した。
チームの躍進に梅野の奮起は欠かせない。「キャリアハイを目指して頑張っていきます」。選手会長が頼もしい背中で、チームの先頭を走り続ける。
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