ドラ2井上 履正社大先輩・ヤクルト山田哲から太鼓判!「ホームラン王獲れる」

履正社の先輩、ロッテ・安田のバットを手にする井上(撮影・飯室逸平)
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 阪神の新人8選手が6日、西宮市の選手寮「虎風荘」に入寮した。初めて親元を離れるドラフト2位・井上広大外野手(18)=履正社=は、高校の先輩に当たるロッテ・安田からもらった木製バットを手に入寮。年末には同じく高校の先輩であるヤクルト・山田哲から「絶対にホームラン王を獲れる」と激励されたことを明かした。

 憧れの大先輩から掛けられた激励の言葉に胸が躍った。初めて親元を離れての寮生活を迎え、不安と期待が入り交じった井上の表情が笑顔に変わる。「うれしかった…です」。はにかんだように笑ったのは、昨年末にヤクルトの山田哲から激励されたことを明かした時だった。

 先月28日、履正社の甲子園優勝を祝う席であいさつしたという。「『頑張れ』という言葉と『自分より体が大きいから、絶対にホームラン王を獲れる』っていうことを言っていただいたので」。前人未到となる3度のトリプルスリーを達成している球界のスターからの励ましに「その言葉を信じて日々努力していきたいと思いました」と背中を押された。

 この日は右手に1本のバットを持って入寮。高校の2学年先輩に当たるロッテ・安田から譲り受けた木製バットだ。井上が1年生時に「『おまえも早くプロ野球の世界に来いよ』というような言葉とともにいただきました」。当初は打撃練習でも使っていたというが「折れたりしたら嫌なんで」と、今では素振り専用となっている。

 「バッティングは高校生の時からずばぬけていた。追いつけ、追い越せという気持ちを持って、自分もこの世界に入ってきている。パ・リーグは安田さん、セ・リーグは井上と言われるような選手になりたい」。そんな野望を胸に、入寮後も愛着のあるバットで素振りを続けていく。

 昨年11月に不運な事故で捻挫した右足首も順調に回復。8日から始まる新人合同自主トレは別メニューとなる予定だが「だいぶいい状態。打撃練習に関してはすでに問題ない」と早期のフルメニュー参加を見込む。虎の将来の4番候補が“履正社魂”を携えて、プロ生活の第一歩を踏み出す。

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