小野500万減でサイン「今年は開幕からチームの戦力として戦えなかった」

今季の反省を踏まえ、オフは投げ込み中心のトレーニングを宣言した小野(撮影・坂部計介)
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 阪神の小野泰己投手(25)が25日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、500万減の2200万円でサインした(金額は推定)。

 「今年は開幕からチームの戦力として戦えなかった。それは自覚するところなので。しっかりと受け止めてサインはしました」

 今季は春季キャンプ中、右肘の違和感を訴えて戦線離脱。ここからシーズン開幕直後まで、リハビリ生活を余儀なくされた。それでもリリーフとして、6月6日のロッテ戦(ZOZOマリン)で1軍昇格。14試合の登板で0勝1敗、防御率2・31。先発の駒不足に陥ったチーム事情で、7月24日から再び2軍で先発調整を始めたが、右肘の違和感から1軍登板なくシーズンを終えた。

 それでも秋は1軍キャンプメンバーに選ばれ、山本昌臨時コーチらの指導を受けた。ブルペンを視察した矢野監督は「何勝してくれるんやろう、と期待値が上がるようなボールやった」と評価するなど、開幕投手候補としても名前が挙がっている。

 現在もリハビリ組で調整中だが、すでに右肘痛は完治してブルペンにも入っている。2月の春季キャンプには、問題なくチームに合流できる見込みだ。来季は西、青柳らとともに、ローテの柱として活躍が期待される右腕。「まず先発としてやっていくために、この2カ月間はしっかり練習していきたい。来シーズンは僕自身、しっかり1軍で投げられる姿を見せられるように、と頑張っていきたいです」。大幅ダウンの悔しさを糧に、2020年の飛躍を誓う。

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