西から始まった奇跡もう一丁!CS初戦先発へ「最高のプレーをマウンドで」

 気合のこもった表情でキャッチボールを行う西
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 「セCSファーストS・第1戦、DeNA-阪神」(5日、横浜スタジアム)

 チームの期待を胸に大黒柱が先陣を切る。阪神の西勇輝投手(28)が、5日のCSファーストS初戦に先発する。今季チームで唯一の2桁勝利を挙げた右腕が、粘りの投球でDeNA打線を封じていく。

 勝てばファーストS突破に王手をかける短期決戦。是が非でも取りたい初戦のマウンド。負ければCS出場の可能性が消滅する9月28日のDeNA戦では、先発して5回4安打無失点。重圧の掛かるマウンドで役割を果たし、シーズン最終登板で10勝目を挙げた。

 そこから中6日。大一番を前にしても、右腕の表情は落ち着いていた。「今できる限りの自分の最高のプレーをマウンドで出すだけと思うので」と平常心を保ちながら、ベストパフォーマンスを誓った。

 今季はチームトップとなるキャリアハイの172回1/3を投げた。誰もが認める先発陣の軸だ。「しっかり責任の回数を投げたいのは当たり前」と自覚をにじませつつ「やむを得ない場合は全然、交代でも構わない。そこら辺は覚悟しています」と右腕。1点の重みが増すポストシーズンだからこそ、好機で打順が巡り、代打を送られての早期降板にも納得している。

 チームは9月21日・広島戦から破竹の6連勝。その初戦を託されたのも西だった。「自分のボールを信じて投げていけばいいかなと思います」と自然体を強調した背番号16。虎の下克上は西から始まる。

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