メッセンジャー 引退セレモニー「若い選手がどんどん成長」【一問一答2】
「阪神6-3中日」(29日、甲子園球場)
阪神のランディ・メッセンジャー投手(38)が、引退セレモニーを行った。
試合後には記者会見を開き、ファンへの感謝を伝えるとともに阪神ナインへメッセージも送った。
一問一答は以下の通り。
-最後のストレートは納得する球だったか。
「真っすぐ6球、満足しています。試合前、ブルペンに入る前に実は、外野に出てキャッチボールをしました。あれ、実はやったことない。初めてやることだけど、すこしファンの皆さんの前に姿を出して、少しでも声援に応えられたらと思って。はじめて外野でキャッチボールからしてみたんだ。それを含めて満足いく球が投げられたよ。外でキャッチボールしたことで皆さんの声援が届きましたし、余計に気持ちが高ぶってゲームに臨めたよ」
-最後の登板も先発で終えることができた。
「日本にきて、中継ぎからキャリアがスタートして、最後、先発で終えることができたのは、クレイジーな感じがする。この瞬間というのは、忘れることができないと思う」
-ベンチから見るチームメート、ファンの姿は。
「本当、ベンチから見ても。タイガースファンの情熱、熱さは世界一だと思う。その中で野球ができたことは、本当に光栄なことだ。ベンチから見ていて、若い選手がどんどん成長していく姿が見られるのは、本当に楽しい思いがあるね」
-スピーチの内容はどれくらい考えたのか。
「結構、時間を掛けて考えて書いて、消して、違うな…ってまた消して。結構、時間を掛けて書いたよ。長すぎてもイヤだし、短すぎてもイヤだし。言いたいこともあるし。しっかり自分の言葉を伝えられたと思うよ」
-奧さんにも聞いてもらった。
「奥さんは聞きたがっていたんだけど、『球場まで聞いちゃダメだ』と言ってね。代わりに長男のロームくんに聞いてもらった。『お父さん、グッジョブ』と言ってくれたよ(笑)」
-残り1試合、チームにはどういう戦いをしてほしい。
「いまの調子を続けてくれたらいいね。本当にいい野球ができている。あとは力み過ぎず、自分自身の持っているもの以上をだそうとし過ぎないように。自分を見失わないように。そこだけ大事にして。そうすれば絶対にいい結果が待っている。見失わないように、これまで通りやってほしい」
-鳥谷が花束を渡す役。
「最高だったね。あの瞬間は、少し感情的になる部分はあった。10年間、一緒だったし、同級生だった。いろんな苦楽を共にした仲間だったから。花を持ってきてくれたこと、本当に意味が大きかったですし、最高の瞬間でした」
-10年間は長かったか、短かったのか。
「21年間がアッという間だったからね。日本にきて10年、チームメート、ファンの方々が支えてくれた。中身の濃いというか、充実した日々だった。それが本当に自分にとって意味を持った10年間だった」
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