青柳「技術不足です」 自己ワーストタイ6失点
「ヤクルト11-2阪神」(7日、神宮球場)
引き金となったのは、いずれも死球だった。阪神・青柳が5回を7安打、自己ワーストタイの6失点で降板。「技術不足です」。繰り返したのは同じ言葉だった。6四死球の現実。チームの連敗を止められなかった事実だった。
同点で迎えた四回だった。痛恨の一球。完璧すぎる弾道を見つめ、唇をかんだ。青木への与死球から始まると、その後一、三塁となり、村上に右中間席中段まで運ばれる3ランを被弾した。五回に押し出し四球でさらに失点。77球での降板に悔しさは表情を伝った。
「狙ったところで甘く入ったり、四球になったり…。自分のピッチングができませんでした」。6試合連続で白星がない。長く、苦しい時間。目の前には、乗り越えるべき大きな壁がある。