広島に3連勝で貯金1 高橋遥が2勝目 大山にバントのちエンドランの執念采配

7回阪神無死、阪神・大山悠輔の適時二塁打生還した阪神・糸井嘉男を迎える阪神ナイン=甲子園(撮影・山口登)
3枚

 「阪神1-0広島」(7日、甲子園球場)

 阪神が七夕の夜に今季6度目の3連勝を飾った。矢野燿大監督(50)が七回、今季初めて4番・大山に送りバントのサインを出し、2球失敗すると、今後はフルカウントからエンドランを指示するなど、執念采配で接戦を制して貯金を1とした。

 試合は序盤から高橋遥-床田の息詰まる左腕対決。それぞれ相手打線を寄せ付けぬ熱投で、スコアボードに0を並べた。両者譲らぬ投手戦の中、迎えた七回。先頭で打席に立った糸井が中前打でチャンスメークした。糸井は7月に入っても22打数9安打、7打点で打率・409と好調と維持している。

 無死一塁から続く打順は4番・大山。どうしても1点が欲しい場面で、矢野監督は4番に対して今季初めて犠打のサインを出した。

 だが、2球連続でファウルと失敗。ヒッティングに切り替えると、ボールを3球挟んで、今度はエンドランのサインを出した。これを大山が打って、左中間を深々と破ると、一走・糸井は一気に先制&決勝のホームを踏んだ。

 3試合ぶりの安打&タイムリーとなった大山は、「本来はしっかりとバントを決めなければならない場面でしたが、切り替えて目の前にくるボールに集中しました。遥人も頑張ってくれているので、先制することができてよかったです」と、反省と喜びが入りまじったコメントをした。

 一方、先発の高橋遥はプロ通算14試合目の登板で、自己最長の8回を投げて4安打無失点。114球、9三振を奪う熱投で、5月30日の巨人戦(甲子園)以来となる今季2勝目を手にした。最後は守護神・ドリスがつないで、リーグトップの18セーブ目。広島に競り勝った。

 広島戦の3連戦3連勝は、2017年5月5~7日(甲子園)以来2年ぶり。首位巨人に6・5差で、8日からの3連戦(甲子園)に挑む。先発は西-菅野のエース対決。伝統の一戦に勝利し、後半戦に向けて少しでも差を縮めておきたい。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス