ソラルテ阪神入りへ マ軍契約解除で近日中契約交渉へ 米紙報じる
阪神が新外国人選手の最有力候補としてリストアップしているヤンゲルビス・ソラルテ内野手(32)=マーリンズ傘下3A=が、マーリンズとの契約を解除されたことが6日、明らかになった。米国紙が報じた。これを受け、球団は正式契約に向けて交渉を進めていく方針だ。
阪神がソラルテの獲得調査を行っていることが明らかになってから3日。阪神が待望の新助っ人候補と、正式契約を結ぶことが可能になった。
この日、(米国時間5日)ソラルテが所属するマーリンズ傘下3Aの本拠地・ニューオーリンズの地元紙「ザ・タイムズ・ピカユーン」の公式サイトが、「マーリンズはヤンゲルビス・ソラルテとの契約を解除して、日本の阪神タイガースとサインできる状態にした」と報じた。
谷本球団本部長はソラルテの調査が明らかになった後、「できるだけ早く(契約)したいと思っています」と話していた。マーリンズが保有権を失ったことでFAとなり、近日中に正式契約へ向けた交渉が始まるとみられる。後半戦からの合流を目指し、迅速に進めていく方針だ。
ベネズエラ出身のソラルテは両打ちで、メジャー通算75本塁を放ったパンチ力を持ち、低迷が続いている阪神打線の起爆剤として期待されている。守備では三塁を中心とした内野の全ポジションだけではなく、外野を守った経験もある。
3Aでは2日(米国時間1日)の試合を最後に出場がなく、14試合で打率・314、1本塁打、9打点の成績を残していた。
◆ヤンゲルビス・ソラルテ(Yangervis Solarte)1987年7月3日生まれ、32歳。ベネズエラ出身。180センチ、92キロ。右投げ両打ち。内野手。トマス・アルバ・エディソン高から2005年にツインズと契約。14年にヤンキースでメジャーデビュー。以後、パドレス、ブルージェイズ、ジャイアンツでプレー。メジャー通算成績は670試合620安打75本塁打307打点、打率・258。17年WBCベネズエラ代表。