岩田5年ぶり広島に勝った!さらば“コイ患い”6回2安打1失点

 「阪神3-1広島」(5日、甲子園球場)

 我慢を続けていた阪神・岩田に、勝利の女神がほほ笑んだ。負けられない一戦で際立つベテランらしさが頼もしい。6回2安打1失点の好投に「真っすぐが良かったので、他の球種もいい感じに低めに投げられた」。勝利の余韻が漂う通路で心地良く汗を拭う。広島戦の白星は14年7月8日(甲子園)以来5年ぶり。7連敗中だった自身の同戦での連敗に終止符を打った。

 最大のピンチは同点の六回だった。2四球で2死一、二塁。勝ち越しを許すわけにはいかない。6番・小窪を右飛に打ち取ると、両手を挙げて笑顔を見せた。その裏に味方が勝ち越しに成功。粘投は打線に流れを呼び込んだ。

 初回は先頭の菊池涼が放った打球を遊撃・木浪がファンブル。だが「ミスは絶対出るので、抑えればいいだけのこと」と、落ち着いて後続を寸断した。二回に連打でピンチを招き、田中広に先制犠飛を許したが、終わってみれば許した安打、得点はこの回のみ。「すんなり入れたというか、大胆に行こうかなと思って」と、坂本とのバッテリーで持ち味を存分に発揮した。

 自身2連勝で今季3勝目。「久々の連勝なので恥ずかしいですけど、こういうことを積み重ねていきたい」。先発陣に、岩田が欠かせなくなってきた。

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