糸井、初回先制ソロ&八回反撃タイムリー!連続無得点22イニングで止めた

 「DeNA3-4阪神」(3日、横浜スタジアム)

 劇的な勝利で連敗を止めた試合後、阪神・糸井は静かに帰り道を歩いた。延長11回を戦い、ヒーローは近本に譲った。それでも先制の5号ソロに反撃打と、2安打2打点が勝利には欠かせなかった。「大きかった?はい」。残した言葉は最小限だが、ベテランの存在感が際立つ一戦となった。

 執念は2点差で迎えた八回に見せた。劣勢の展開の中、2死一、二塁で迎えた打席。エスコバーに追い込まれながら、4球ファウルで粘った末の6球目。外寄りのスライダーに食らい付いた。芯を外した打球はそれでも、しぶとく二遊間を抜ける。1点差とし、続く大山の同点打につなげた。

 6月の月間打率・354はリーグトップ。7月も好調を維持する背景には、ビジターでも続ける早出特打がある。この日もチームより一足早く球場に到着。黙々とティー打撃でバットを振り込んだ。福留が離脱し、鳥谷と並んで野手最年長。自主性を重んじるチームにおいて、その練習量は他の追随を許さない。

 規定打席到達者の中、チーム唯一の3割打者。初回には無得点記録を22イニングで止める5号ソロ。6月4日のロッテ戦以来、1カ月ぶりの一発でナインを鼓舞した。「燃え尽きたい」と誓った、前半戦最後の9連戦。勝利を信じて戦う。超人のフルスイングから、再浮上の道を切り開く。

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