球児、火の玉伝説再び!7年ぶり球宴選出、ファンへ誓った恩返し投

 マイナビオールスターゲーム2019(第1戦=7月12日・東京ドーム、第2戦=同13日・甲子園)の監督推薦選手が1日に発表され、阪神からは藤川球児投手(38)と青柳晃洋投手(25)が選出された。7年ぶりに出場する藤川はファンへの「恩返し」を誓った。9日に両リーグの「最後の一人」を決めるプラスワン投票の結果が発表され、全出場選手が出そろう。

 球界のスターが集う夢舞台に、猛虎の顔が7年ぶりに名を連ねることになった。監督推薦での選出に藤川は「とにかく自分らしくというか成長しようと思ってプレーしている。それを続けていく中で、相手チームの監督から依頼があったというのは僕自身、誇りに思っています」とライバルチーム、広島・緒方監督からの評価に感謝の思いを述べた。

 自身9度目、16年の阪神復帰後初の球宴。その名場面にもなったのが06年の第1戦(神宮)だ。カブレラ(西武)、小笠原(日本ハム)に対して全球直球勝負。パ・リーグの猛者たちを火の玉ストレートでねじ伏せていった姿は、今も語り継がれる伝説の名場面となっている。

 周囲の期待は06年の再現。「おそらく今回、もしかしたら僕から打ちたいという選手がいるかもしれない。それを肌で感じた時に自分がどういうふうなピッチングをしようと感じるか」。向かっていく側から立場が変わっても、投手の本能は健在。「あとはファンの方の歓声を感じて、それから投球の内容を考えようかな」と、球場の雰囲気も全身で感じながら投げるつもりだ。

 対戦したい打者には、交流戦で四球を与えた吉田正(オリックス)と森(西武)を挙げた。「戦略の中の一つで対戦できなかったというところがある。そういうのを度外視してやっていい環境なので、もしかしたらそういう場面で、勝負をお客さんに楽しんでもらえたら」。ファンに満足してもらえたらいい。それが球児の思いだ。

 久々に足を踏み入れる夢舞台。「自分の家族に対する普段の恩返し、個人的に応援してくれるファンの方には恩を返せるかなと思います」。退屈はさせない。日本中のファンの心を奪った火の玉右腕が、最高のパフォーマンスを披露する。

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