阪神が中崎を攻略 土壇場の九回に梅野が同点打「西さんを敗戦投手にするわけには…」

 9回、中崎(手前)から同点となる適時打を放つ梅野
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 「広島-阪神」(31日、マツダスタジアム)

 阪神が土壇場の九回、2死一、三塁から

梅野が同点に追い付く左前適時打を放った。

 投手戦となった試合は五回、広島が菊池の中前適時打で先制。阪神は難敵・床田に苦戦し、無得点に抑えられていた。

 だが、九回、先頭の上本が三遊間を破る左前打でチャンスメーク。糸井、大山が倒れたが、続く代打・高山が右前打を放ち、一、三塁とした。ここで打席に梅野。打撃好調の選手会長は、1ストライクから2球目を狙い、遊撃左を破る適時打で完封負けを阻止し、同点に追い付いた。7回1失点の好投が実らなかった先発・西の黒星を帳消しにした。

 「打ったのはツーシーム。好投の西さんを敗戦投手にするわけにはいかないという気持ちで打ちにいきました。追い付いたからには勝てるように頑張ります」

 だが、続くマルテが空振り三振に倒れ、勝ち越しはならなかった。続く九回裏は藤川が3人で抑え、チームは早くも今季6度目の延長戦に突入した。

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