青柳&岩田で坂本勇“封G”や!セ界記録止める 矢野監督「投手が頑張らないと」

 14日の巨人戦(東京ドーム)に先発する阪神・青柳晃洋投手(25)が13日、甲子園で行われた指名練習に参加。同戦の連敗ストップを誓った。カギになるのは、開幕から36試合連続出塁中の2番・坂本勇封じ。通算対戦成績で被打率・133と好相性を誇る。初回のマウンドに重きを置き、チームに流れを呼ぶ快投を目指す。また、2戦目に先発予定の岩田稔投手(35)も、G打線封じに意欲を語った。

 大事な一戦を託された青柳は、ローテ投手の自覚を口にした。相手は6戦全敗中の巨人。意識し過ぎることはないが、胸に秘めるのはリベンジの思い。伝統の一戦を制し、新たな勢いを生み出したい。

 「巨人に勝ってないというより、ここ2試合負けている。流れを切れるように。自分自身としても、やり返す気持ちでやっていく」

 今季初登板となった4月3日の巨人戦(東京ドーム)。5回4失点で敗戦投手となった。相手は首位チーム。当然、好打者が並ぶ打線だが、中でもカギを握るのが2番・坂本勇だ。開幕から36試合連続出塁でリーグ記録を更新。出塁を許せば、敵地が沸く。

 対戦成績は通算15打数2安打、5奪三振。被打率・133と好相性を誇る。「いい打者なので。記録も超えていますし、特に意識することはないです」。必要以上の警戒心は持たないが、「誰に対してもヒットを打たれるのは嫌です」と強い思いがのぞく。特に坂本勇は初回に、3試合連続安打中。第1打席をしっかり封じることで、流れを呼び込む。

 「立ち上がりを3人で抑えられたらベスト。チームが勝てるように投げたい」。意気込む右腕に次いで、2戦目に登板するのは岩田だ。「青柳が頑張ってくれる。流れに乗っていきたい」。4試合で1勝0敗、防御率1・30と安定感が光る。巨人戦は今季初登板。対戦打率・350の坂本勇だけでなく「みんないいバッター。目の前の打者を全力で抑えたい」と前を向いた。

 矢野監督も「キーになる選手」として、封じ込むことを願う。「もちろん、そりゃあ止めたい。まずは投手が頑張らないといけない」。青柳に岩田と好調な2投手で連勝を狙う。今後、上位との対戦が続くだけにストップ・ザ・坂本勇で、まずは宿敵相手の連敗を止める。

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