大山これぞ猛虎の4番 今季初の長打「なんとかして援護したい」西へ気持ち込めた

 5回、2死二塁、タイムリー二塁打を放つ大山=マツダスタジアム
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 「広島0-9阪神」(7日、マツダスタジアム)

 思い悩んだ時間は無駄ではない。これぞ猛虎の4番の働き。阪神の大山悠輔が今季初長打となるタイムリー二塁打を含むマルチ。ようやく奏でた快音に上昇気配を感じさせる。

 らしさ全開の打棒でKOした。2点リードで迎えた五回2死二塁。「(自身にとって)タイムリーになったのも追加点になったのも大きい」。カウントは2ボール。敵の先発・九里が投じてきた外角低め目のスライダーを捉えた打球は左翼線への適時二塁打。九里をマウンドから降ろす一撃となった。

 確かな兆しを見て取れる。この試合前まで12球団の4番で唯一長打なし。「自分自身チャンスで打ててなかったので」。託された4番のイス。矢野監督の期待に応えたい一心でバットを振り込み、結果につなげた。

 自分のためだけではない。「何とかして援護したいというのもありました」。守備中、内野陣に声をかける先発・西の姿に応えたかった。七回無死一塁からは左前打を放ち、中谷の2点適時打を呼び込んだ。この日で3戦連続安打。打線の軸として、今季初の4得点以上&2桁安打の中心を担った。

 まだまだ満足の域ではない。「ドンドン振っていくのが自分の持ち味。そういうところを出していけるように」。定めた自分のスタイルをこれからの戦いで発揮していく。

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