大山、500万増も悔しさにじませ…終盤4番も「3月から7月は戦力なってない」

契約更改を終え、会見する阪神・大山悠輔=阪神球団事務所(撮影・田中太一)
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 阪神の大山悠輔内野手(23)が4日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸2500万円から、500万増の3000万円でサインした。

 「いまは、やっと1年間が終わった気持ちです。改めてはんこを押して、1年の悔しさが出てきました。来年のモチベーションにして、また1からのスタートを切りたい」。

 2年目の今季は終盤に4番を任されるなど、ルーキーイヤー75試合から、117試合と出場機会を伸ばした。48打点、11本塁打、打率274と主要部門で前年を上回るなど、着実に2年目のステップを踏んだが、会見では「トータルの数字を見れば、昨年よりも上がっていますが、3月から7月は全く戦力になってない。迷惑ばかり懸けたので。1年を通して波を少なくする。そのためにやっていきたい」と悔しさが口を突いた。

 飛躍を期待され、開幕から「6番・三塁」に定着。菅野から本塁打を放つなど最高のスタートを切ったが、序盤は打率1割台と苦しんだ。6月22日に2軍降格。苦しんだ期間を経て翌月3日に再昇格すると、故障離脱した糸井の穴を埋める活躍で存在感を誇った。

 9月16日のDeNA戦(横浜)では、6安打7打点、3本塁打。1試合6安打は球団では64年ぶりで両リーグ最多タイ。1イニング2本塁打はプロ野球史上20人目だった。以降もいきおいが衰えることなく、9月の月間成績は打率・415、9本塁打。23打点という驚異的な数字を残した。

 矢野監督は以前から「みんなが争った中で、悠輔がボンってそこに座るというのが、俺のなかでの理想」とチーム内の激しい競争勝ち抜いた中で、大山が4番に定着するシーズンになることを願っている。大山が3年目シーズンに向けて「(球団から)来年は中心となれるようにと、そういう言葉を言われました。中心となれるような選手になりたい。1年間、1軍で試合に出ることが目標です」と前を向いた。中心選手としての自覚をにじませ、チームとして最下位からの浮上を胸に秘めた。(金額は推定)

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