竹安、1年ぶり登板で完璧0封「自分のやるべきことは変わらない」
「ヤクルト6-5阪神」(8日、神宮球場)
今季初登板の阪神・竹安大知投手に消化試合はない。「何点差でも自分のやるべきことは変わらない」。低く、低く。大量ビハインドの三回から、3イニングを無安打無失点。ほぼ完璧に相手打線を封じた。来季につながる41球だった。
6点差の三回、昇格即出番が巡った。先頭の西浦に四球を与えたが、後続を3人で打ち取ると、続く四回。坂口、山田哲、バレンティンの上位打線を三者凡退に封じた。最速143キロの直球を軸に、低く、コーナーを突く丁寧な投球だった。
昨年10月5日の中日戦以来、約1年ぶりの1軍マウンド。香田投手コーチが「ゴロアウトが多く、彼らしく低めに投げて、非常にいい投球だった」と評すれば、金本監督も「低めに制球されていて、ナイスピッチングでした」と賛辞を贈った。
シーズンは残り3試合。若手にとって数少ないアピールの場になる。「与えられた場面でゼロを並べられるようにしたい」と竹安。強い気持ちで次登板を待つ。来季に向けてアウトを積み重ねていく。
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