岩田、執念の7回1失点 六回途中までノーノーも…広島・丸に初安打を被弾
「広島1-0阪神」(2日、マツダスタジアム)
執念と意地を見せた。阪神・岩田稔投手が8月19日のヤクルト戦(神宮)以来、44日ぶりに上がった1軍マウンドで7回3安打1失点。打線の援護がなく敗戦投手となるも手応え十分な122球だった。「いい勝負ができたと思うけど、勝たないといけなかった」
立ち上がりこそ制球が乱れて苦しかったが、二回以降は圧巻の投球を披露した。直球を丁寧にコーナーへ投げ分け、変化球も低めに制球。相手に的を絞らせず、五回までノーヒットに抑えた。
痛恨は六回。2死走者なしで丸に低めのカットボールを捉えられた。初の被安打は中堅左へのソロ。「(打つのが)めっちゃうまかった。悔しい」と唇をかみしめた。今季初勝利はならなかった。だが間違いなく次回へつながる投球だった。
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