藤浪、脱力投法で復活!2年ぶりの完封勝利 9月3戦3勝

完封勝利を挙げ、阪神・梅野隆太郎(右)と握手を交わす阪神・藤浪晋太郎=ナゴヤドーム(撮影・北村雅宏)
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 「中日0-4阪神」(29日、ナゴヤドーム)

 阪神が引き分けを挟んだ連敗を3でストップ。最下位転落を阻止した。

 チームの危機を救ったのは不調に苦しんできた藤浪晋太郎投手だった。5安打7奪三振の完封で5勝目(3敗)。完封は通算6度目で16年6月2日の楽天戦以来、自身2年ぶり。9月は3戦3勝、自身3連勝で完全復活をアピールした。

 マウンド上で力みを抑えた脱力投法。制球重視の投球フォームが奏功した。初回、1番の平田に四球を許したものの、後続を抑えて無失点の立ち上がり。三回は先頭の松井雅に二塁打を浴び、犠打で1死三塁のピンチを招いたが、続く平田、京田を打ち取り、ホームベースを踏ませず。四回は2死からアルモンテに安打を与えたが、6番・平田を153キロの外角ストレートで見逃し三振に仕留めた。

 五回も三者凡退。六回は1死一、二塁、九回は1死一、三塁のピンチを迎えたが、本塁は踏ませず。134球の力投。これまでのような制球に苦しむ姿を、最後まで見せなかった。

 本業のピッチングでリズムに乗った右腕は、1死二塁の好機で迎えた五回の第2打席、中日先発・ガルシアからセンターへの適時二塁打を放ち、自らのバットで自身を援護。16日のDeNA戦(横浜)で満塁弾を放ち、前回登板した22日の広島戦(マツダ)でも二塁打と、打撃でも存在感を示した。

 藤浪は通算50勝。ドラフト制以降、球団高卒右腕で入団6年目までの50勝到達は初。高卒以外では藪恵壹以来、19年ぶりとなった。

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