藤浪、5回を無失点の好投 負ければ最下位の危機

好投する阪神先発の藤浪晋太郎=ナゴヤドーム(撮影・持木克友)
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 「中日-阪神」(29日、ナゴヤドーム)

 先発の藤浪晋太郎投手が、無失点ピッチングで前半の5回を投げ切った。

 初回、1番の平田に四球を許したものの、後続を抑えて無失点の立ち上がり。三回は先頭の松井雅に二塁打を浴び、犠打で1死三塁のピンチを招いたが、続く平田、京田を打ち取り、ホームベースを踏ませず。四回は2死からアルモンテに安打を与えたが、6番・平田を153キロの外角ストレートで見逃し三振に仕留めた。

 本業のピッチングでリズムに乗った右腕は、1死二塁の好機で迎えた五回の第2打席、中日先発・ガルシアからセンターへの適時二塁打を放ち、自らのバットで自身を援護。16日のDeNA戦(横浜)で満塁弾を放ち、前回登板した22日の広島戦(マツダ)でも二塁打と、打撃も絶好調な藤浪。五回も三者凡退に相手打線を片付け、ここまで危なげなく相手のスコアボードに0を並べている。

 チームは引き分けを挟んで3連敗中。負ければ最下位転落の危機に直面している。

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