香田投手コーチ、救援陣リミッター解除
勝てる試合を、確実に取りにいく。阪神の香田勲男投手コーチ(53)が25日、リミッターの解除を明言した。今季これまではリリーフ陣に「1週間で3連投、50球」の上限を設けてきた。残り14試合は制限を外してラストスパートをかける。
「勝ちパターンの投手に関しては球数とか状態を見ながら、行ける状態であれば行ってもらうことになる」
14連戦を前に香田投手コーチも覚悟を決める。勝負どころでの出し惜しみはしない。今季は桑原、藤川、能見からドリスへとつないできた勝利の方程式。「ドリスに関しても、セーブのシチュエーションなら(連投でも)行ってもらうことになる」。連勝を狙うチームを、ブルペン陣も連投覚悟で支えていく。
ここまで中継ぎ陣を支えてきた藤川の離脱。緊迫の投手戦となった24日の巨人戦(甲子園)でも桑原や能見を送り込み、ドリスは今季初のイニングまたぎでしのいだ。方程式の一角を欠くが、大きな穴は全員で埋めていくしかない。
逆転CSへ、3位を2・5差で追いかける。今季、何度もチームを救ってきた鉄壁のリリーフ陣。リミッターを外し、フル回転で勝利をもぎ取っていく。
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