阪神、甲子園で初の2桁得点で大勝 初先発青柳が379日ぶり白星 俊介5打点
「阪神12-3DeNA」(2日、甲子園球場)
阪神が15安打12得点でDeNAに大勝し、5カードぶりの勝ち越しを決めた。2桁得点は8月4日・ヤクルト戦(京セラドーム)以来、今季8度目。甲子園球場では今季初となった。
試合は三回、1死一、二塁から福留の適時二塁打で先制。陽川の中犠飛、俊介の3点三塁打で打者一巡、一挙5点を奪った。さらに五回にも俊介が右前適時打。六回にも1死三塁から遊ゴロで1点を追加。八回にも中前打を放ち、今季初の猛打賞。1試合5打点は自己最多記録となった。
投げては先発の青柳が粘投。初回、1死一、三塁のピンチを招いたが、筒香を空振り三振に斬ると、ソトを三ゴロに抑えて無失点に切り抜ける。六回、ソトに3ランを浴びたが、3点のリードを守って5回1/3を6安打3失点。昨年8月19日・中日戦(ナゴヤドーム)以来、実に379日ぶりの白星を手にした。
「今季初登板だったので立ち上がりは少し緊張はありましたが、初回のピンチを抑えてからは落ち着いて自分の投球ができました。点を取ってもらい、良いリズムで投げることができていただけに、イニング途中で降板してしまった6回の投球が悔やまれます」
青柳は六回途中で降板したが、以降を桑原、望月、岩崎と小刻みにつなぎ、安定感光るリリーフ陣でリードを守り抜いた。
北條は8月26日の巨人戦以来、今季7度目の猛打賞。福留は前夜のヤクルト戦から2日連続、今季8度目の猛打賞で大勝に貢献した。
甲子園での連勝は6月7日・オリックス戦~同9日・ロッテ戦以来85日ぶり。甲子園でのカード勝ち越しは、5月25~27日・巨人戦以来99日ぶりとなった。3位・巨人に2ゲーム差、2位・ヤクルトには3ゲーム差。4日からは広島に移動し、首位・広島と3連戦に挑む。今季ここまで6勝11敗と、分が悪い王者相手に敵地で一矢報いたい。
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