メッセ、エースの貫録 8回0封で9勝目!ベイキラー今季4戦4勝!

 「DeNA0-4阪神」(26日、横浜スタジアム)

 踏ん張り、耐えしのいだ。5連敗中のチームを救ったのは、虎のエースのランディ・メッセンジャー投手。8回6安打無失点の好投で9勝目を挙げ、外国人投手最多となる7度目の2桁勝利に王手をかけた。

 「あの瞬間は気持ち良かった。今日はあまりカーブを使っていなかったので、絶対にいい球になると信じて投げて三振が取れた。最高の気持ち」

 真骨頂を見せつけたのは八回。2安打で1死一、二塁のピンチを背負い、主軸を迎えた。だが、筒香を中飛に打ち取り、2死一、三塁。最後は宮崎を縦に大きく落ちるカーブで空振り三振。金本監督が「あれは見事でした」と評した場面。ガッツポーズの大きさと力強さが、果たした仕事の重さを表していた。

 バリオスとの息詰まる投手戦。立ち上がりから粘り強く投げ抜いた。「要所を締めて、ピンチもありましたけど、その都度狙ったところに投げられた」。低めに集めた丁寧な投球で、初回2死一、二塁のピンチも宮崎を二ゴロに抑えて無失点。打線の援護を信じて腕を振り続けた。

 完封勝利を挙げた2016年9月24日の中日戦(ナゴヤドーム)以来、約2年ぶりとなる原口との先発バッテリーも息ぴったりだった。「原口君とはいつもコミュニケーションを取っていますし、違和感なく。自分としては変わったこととして捉えてない」と2人で前回同様の好投を導いた。今季のDeNA戦は4戦4勝と無類の勝負強さを誇る。

 何としても勝利をつかみたかった一戦。スタンドからは、愛妻と4人の子どもが声援を送っていた。「一緒に居られるのは心強いね。家族が支えだから」。一家の大黒柱として、たくましい姿を届けた。

 チームが苦しいところで力を発揮する助っ人。「自分の仕事をすることだけを考えている」。勝負の夏。貫禄の投球を見せ続ける右腕が頼もしい。

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