【一問一答】金本監督 “鉄人”衣笠氏の訃報「存在が大きかった」
元プロ野球広島で、野球解説者の衣笠祥雄氏が23日、上行結腸がんのため亡くなった。71歳だった。
阪神・金本監督はヤクルト戦が雨天中止となった松山で、報道陣に対応。突然の訃報に、驚きを隠せなかった。
一問一答は以下の通り。
-訃報を聞いて。
「何年か前から体調が悪いというのは聞いていたんですけど、元気な姿とかを見れてたので、良くなってるのかなと思っていた最中なので、びっくりしたのが正直、ありますね」
-最近お会いしたり会話したことは?
「名球会とかでちょこちょこはお会いしていて、普通に話はしていたんですけど。僕も『体調が悪いというのは聞いたんですけど大丈夫ですか?』と質問もしたりしたんですけど、『おかげで元気だよ』ということを言われていたので、びっくりです」
-広島の先輩でもあり思い出は?
「(自分が)現役の時も、カープの大先輩ですからよく声をかけていただいて。僕もフルイニングの世界記録の時も電話をいただいて、記録が止まった時も『引き続き、記録は途切れたけどプレーはプレーでがんばれよ』という言葉もいただいて。一緒にユニホームを着た時間はないんですけど、よく声をかけてくださる、気遣いの先輩でした」
-今年は星野さんも亡くなられて、先人の思いを引き継ぐという思いもあるのでは?
「とにかく休まず出る、少々のケガでも出るというのはカープの時の衣笠さんという存在が大きかったと思いますし。今年に入って星野さんが亡くなられた時も、タイガースの監督ということで星野さんの後輩にあたるわけですし、それぞれの方の思いとか、やってきたことを引き続き継承するというか、そこまで言ったらオーバーかもしれないですけど、そういう先輩方の思いを大事にしてやっていきたいと思います」