ドラ2高橋遥、プロ初登板で王者広島を圧倒 7回2安打無失点の快投
「阪神-広島」(11日、甲子園球場)
プロ初登板初先発に臨んだ阪神ドラフト2位の高橋遥=亜大=が7回を投げて2安打無失点、5奪三振。リーグ連覇の王者・広島を相手に堂々の投球を見せ、4点のリードを守ってバトンをつないだ。
初回から最速147キロの直球をテンポ良く投げ込み、スライダー、カーブ、チェンジアップなどを織り交ぜ、広島打線を手玉に取った。二回、2死から丸に遊撃内野安打を許したが、続く4番・メヒアを直球で空振り三振に。二回から五回までは出塁すら許さず、攻撃にリズムを呼んだ。
ボール交換ごとに帽子を取り、野手がアウトを取るごとにぺこりと頭を下げた。初々しさとは対照的に、剛球で広島打線を封じた84球。キャンプ、オープン戦中から金本監督を筆頭に、首脳陣がその潜在能力を高く評価してきた逸材。初登板からその片りんをいかんなく発揮した。
このまま試合が終了すれば、球団で新人投手の初登板初勝利は、2016年6月1日・楽天戦(K宮城)の青柳以来15人目。左腕では14年4月2日・中日戦(京セラ)での岩崎以来4人目となる。また、甲子園に限れば95年4月28日・ヤクルト戦での川尻以来23年ぶり。甲子園先発では59年4月14日・国鉄戦での村山実以来、59年ぶりの快挙となる。
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