秋山「自分のことやるだけ」 10日先発で開幕に照準合わせる
阪神・秋山拓巳投手(26)が、10日の中日戦(甲子園)に先発する。同戦は故・星野仙一氏の追悼試合にもなるが、ローテ投手としてシーズンを前にした投球に専念。故人をしのびつつも「開幕に向けてしっかり調整したい」と気を引き締めた。
自覚から出た言葉だった。オープン戦とはいえ、主力選手が顔をそろえ、一、三塁のアルプス席も開放される一戦。鎮魂ムードも漂うが、シーズンに向けた調整の場でもある。「そこ(結果)だけにとらわれたくない。自分のことをやるだけですね」。本拠地での今年初登板。確認すべきポイントは多々ある。
「マウンドの感じとかも、しっかりとつかみたいと思います。(新球チェンジアップも)使う場面があれば」
8日はブルペン投球後、打撃練習などで入念に汗を流した。前回3日のソフトバンク戦では、4回を投げて3安打無失点。このまま中6日の間隔で、開幕第2戦の先発が予想される。メッセンジャーとの2枚看板として、12勝した昨季以上が期待される1年。一切の妥協なくシーズンを迎える。