メッセ、3・30開幕へ再スター投!9日に今季初OP戦「しっかりと調整したい」
阪神のランディ・メッセンジャー投手(36)が8日、実戦復帰のマウンドに向けて意気込みを明かした。2月21日の韓国KIA戦登板後、右肩のコンディション不良を訴えて登板回避。オープン戦今年初登板となる9日の中日戦(甲子園)が、中15日のマウンドとなる。2、3イニングの予定。4年連続5度目となる3・30開幕戦に向け、再スタートを切る。
通訳が言葉を発する前に、日本語で返答した。「ホントニ、ナゲルノ!?」。9日の中日戦で実戦に復帰する。意気込みを問われたメッセンジャーは、ちゃめっ気たっぷりに笑みを浮かべた。中15日のマウンドに、気持ちの高ぶりはない。エースの自覚がにじみ出る。
「若ければそれもあったかもしれない。ただ、明日はやらなきゃいけないことを、試合でできるようにね」
1月31日に金本監督から「開幕、頼むな」と4年連続5度目の大役を託された。だが、今季の実戦初登板となった21日・韓国KIA戦の登板後、26日に右肩のコンディション不良を訴えた。2日間のノースローを設けるなど慎重な調整。早期の実戦復帰につなげた。
9日は2、3イニングがメドになる。以降は2度の登板を経て、3・30開幕マウンドに向かう流れだ。例年より実戦は1試合少ないが、香田投手コーチは「(キャンプで)一度投げている。彼の実績、経験を考えると、打者との距離感や精度の確認だけ」と説明。不変の信頼を口にした。
この日はキャッチボールやダッシュ、打撃練習などで調整した。「何をしなければいけないかは分かっている。あしたがそのための第一段階。シーズンに向けてしっかりと調整したいね」とメッセンジャー。自信を確信に変えるマウンド。エースが再スタートを切る。