金本監督決めた!今季は大山三塁、鳥谷二塁

 「阪神春季キャンプ」(10日、宜野座) 

 阪神・金本知憲監督(49)が10日、大山悠輔内野手(23)を三塁で起用していく方針を明かした。ここまではまず二塁に挑戦させてきたが、チーム状況を踏まえた上で方向性を固め、この日の守備練習はすべて三塁に入っていた。これに伴い、三塁だった鳥谷敬内野手(36)を二塁で起用していく。大山は11日のDeNAとの練習試合(宜野座)で早速「5番・三塁」でスタメン出場する。

 答えは宜野座のメイングラウンドで行われた守備練習で示された。チーム全体のことはもちろん、大山個人のことも考えて決めた。金本監督が、二塁に挑戦させていた大山に関して「サードをやらせてみようかなと」と話し、今後は三塁で固定する方針を明かした。

 「それ(打撃優先の意味合い)もあるし、やっぱり何て言うか、彼の将来を考えたらセカンドができた方がいいけど、やっぱりまだ不安なところがあるし。チームにとってそっちの方がいいのかなという判断ですね」

 大前提として、大山の打撃面での成長があっての決断となる。まず、新助っ人のロサリオが一塁で固定していけるだけの力を見せているため、大山のポジションは二塁か三塁に。ただ指揮官の言葉通り、まだ不安なところのある二塁の守備がチームと大山個人両方に及ぶ影響を考えた時に、三塁がよりベストだと考えられた形だ。

 この日の午前中の投内連係やランダウンプレー、重盗阻止、シートノックなどの守備練習で、大山はすべて三塁を守った。投内連係こそ北條も三塁に入ったが、その後は1人で三塁を守り軽快な動きを披露。元々、安定した送球が持ち味で、難なくこなしていた。

 また、大山の三塁に伴い、二塁に回る鳥谷は、この日の守備練習をすべて二塁でこなした。鳥谷は「開幕レギュラー」と位置付けられており、成長著しい大山が順調に結果を残していけば「二塁・鳥谷、三塁・大山」で、開幕に向かう可能性が高い。そのため、遊撃の争いがさらに激化する形となる。

 大山はこの日の午後の打撃練習では岩崎と対戦するなど、鋭い打撃を連発。早速、11日の今季初の対外試合となるDeNA戦では「5番・三塁」でスタメン出場する。

 「(三塁は)僕自身の考えじゃないですし、出られるところで必死にやるだけです。いろいろなポジションをやるのは自分にもプラス。1年間、1軍で試合に出続けるのが目標なんで、その準備をしっかりしていきたい」と大山。まずは何より自分。その上で、首脳陣からの大きな期待に結果で応えていく。

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