矢野2軍監督「春季C3カ条」超積極的、あきらめない、誰かを喜ばせる
阪神・矢野燿大2軍監督(49)が1月31日、2軍キャンプ地の高知県安芸市に入った。選手を前にしたミーティングで、指揮官は「超積極的、あきらめない、誰かを喜ばせる」という3カ条を力強く訴えかけた。練習量に関しても、第1クールは朝のティー打撃から400スイングを課すなど、早くもスパルタキャンプを予告した。
“監督”として初めて迎える球春。南国・土佐でチームの底上げを託された矢野2軍監督はミーティングで、キャンプのテーマを3カ条として選手に熱く語りかけた。「超積極的、あきらめない、誰かを喜ばせる」
“超積極的”をプレーで出すため、矢野2軍監督は「準備力」を挙げた。「積極的に打ちに行こうと思ったら気持ち、頭、体の準備をして打席に入ることが必要」と例を出し、「どんどん行く習慣をつけることで、準備力が上がると思う」と積極的なプレーの前段階として、準備の重要性を説く。
また、伸び悩む中堅選手に向けても「桑原や原口みたいに、どん底からはい上がってきたヤツも身近にいるんだから」と名前も挙げながら、「積極的なことの積み重ねで、変わるんじゃないかな」と奮起を促した。
練習量については早くも猛練習を予告する。「ランニングや、振る量は1軍より多くしていこうと、担当コーチには伝えている」。具体的に、第1クールの朝のティー打撃は400スイング、第2クールは500スイングをノルマとする。ランニングの本数についても「1軍と一緒は絶対になし。1本でも多く」とトレーナーにも要望している。
1軍との意思疎通も円滑に行っていく。「例えば“声”もだけど、2軍で必要とされる部分は、1軍でも必要とされるということを伝えたい」。“矢野3カ条”の大号令が発せられた安芸で、1カ月間に渡るスパルタキャンプが幕を開ける。
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