ドラ4・島田、1軍キャンプで走りまくる 2・7VS藤浪さんも照準

 阪神のドラフト4位・島田海吏外野手(21)=上武大=が25日、今年初実戦から盗塁を仕掛けていくことを明かした。キャンプは1軍沖縄スタートが決定。照準を定めるのは藤浪晋太郎投手(23)らが登板予定の2月7日・紅白戦だ。実戦で走りまくり、持ち味の走力を猛アピールする。

 静かに、覚悟を決めた。目標だった沖縄切符を手にした島田は、そっと表情を引き締める。「今の自分には守備と走塁が一番の売りなので、まずはそこから売り込んでいけたらいいなと思います」。つかんだチャンスは最大限に生かしていく。

 右も左も分からない。そんな野球漬けの1カ月を前に表情もこわばる。それでも恐れずに前へと進んでいくと気合を入れた。一流プレーヤーと共に汗を流し、立ち向かっていく覚悟ができた。

 「失敗を恐れずにたくさんチャレンジしていく場にしたい。自分を成長させる場だと思っているので、いろんなものを吸収しながら自分の成長につなげていきたい」

 キャンプインと同時に、アピールを開始する。絶好の機会となるのが、2月7日に予定されている紅白戦だ。藤浪も登板予定で、1軍実績のある若き右腕から盗塁を決めれば、存在感を示せる。もちろん相手は藤浪だけではない。「いろんな投手と駆け引きを自分からやりたい」。他の投手陣からも盗塁を決め“島田海吏”を猛アピールしていく。

 あくまで謙虚。「(盗塁も)まだまだへたくそなので」「あのメンバーに入っていい実力はまだない」「まだ全然手も足も出ない状況だと思う」…。そんな言葉とは裏腹に、虎視眈々(たんたん)とアピールチャンスはうかがっていく。

 1軍レベルを肌で感じ、体で学び取る。金本監督も「自分の力のなさも感じると思うので。これは誰でも感じると思う」と語っていた。失敗もするだろう。それでも、その中からさらなる成長へ光を見いだしていく。

 まずは戦う舞台に立つことが先決。プロ生活最初の実戦で、そのフィールドに立てるように、キャンプインから持ち味を見せつける。「しっかりついていけるように。後れを取らないようにという思いでしっかり頑張っていきたい」。たとえ失敗しても、成功につなげていく。島田の戦いが幕を開ける。

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