新助っ人候補ロザリオ、勝負強い!WL初参戦でいきなりV2点打

 阪神が獲得に乗り出している前韓国・ハンファのウィリン・ロザリオ内野手(28)が2日(現地時間1日)、母国ドミニカ共和国で開催中のウインターリーグに初参戦した。いきなり同点の七回に決勝の中前2点打を放つなど、確かな勝負強さを見せつけた虎の新助っ人候補。谷本修球団本部長(53)は着実に交渉を進め、今月中旬の決着を目指す方針を明かした。

 地球の裏側にある島国から、心強い知らせが届いた。獲得を目指しているロザリオが見せた確かな勝負強さ。通常ならばオフを迎える時期にもかかわらず、その打棒をアピールする姿に谷本球団本部長は「いいんじゃないですか。体もできているということですし」と目を細める。

 ロザリオはこの日、ドミニカ共和国で行われたウインターリーグに初参戦を果たした。「アギラス・シバエーニャス」の一員として「5番・DH」でスタメン出場。3-3の同点で迎えた七回、ライナー性で中前に弾む決勝の2点タイムリーを放った。

 試合開始前には自身のツイッターで「時は来た!恐れるものは何もない。すべての神々に、私とその他5チームの仲間の皆さんの健康を願う」とつぶやいて出陣したロザリオ。メジャー通算71本塁打を放ち、韓国でも2年連続で3割30本100打点をクリアした勝負強さとパワーは、ハイレベルと評されるドミニカウインターリーグでも健在だ。

 1日の交渉解禁時に揚塩球団社長は「着実に進んでいると谷本から聞いている。あともう少しというところ。頑張ってねじを巻いていきます」と好感触を得たことを口にしていた。すでにNPB側にも身分照会の手続きを進めており、週明けにも回答が得られる見通しだ。

 谷本本部長は「まだ決まったとかそういう段階ではない。本人とも接触したわけではないですから。着実に進めていかなければならない」とし、「交渉事は何が起こるか分かりませんから」と今後も慎重に交渉を進めていく考えだ。ただ、決定時期については「なるべく早くという形で。12月中旬くらいには」とクリスマス前にもロザリオ獲得を正式発表できるよう鋭意、段階を踏んで進めていく。

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